社員ブログ

6月9日 初心忘るべからず

4月から新社会人になられたみなさんも2か月が経った今、だいぶ生活に慣れてきましたでしょうか
学生の時と比べ毎日覚えることが多く、少し疲れが出てきている方もいるのではないですか
仕事だけではなく、同僚、先輩、上司、人によっては取引先、お客様との接し方や言葉遣いなど..
色々ご苦労されていると思います
何年か経ちその間に様々な経験を積み、今苦労していることが懐かしい良い思い出になると思います

先日、部屋の大掃除で不要品の整理をしていた際に奥さんから
「これ懐かしいんじゃない?」と1冊の古いノートを手渡されました
手にとって見てみると...

「お!!」 私の新入社員時代の“業務日誌”ではないですか



私は約30年前に某電機メーカーに就職、”EDP室”とう部署に配属され、社会人の一歩を踏み出しました
※現在の社内情報システム部門です
配属先の上司から研修の一環として、毎日提出するよう指示されたものでした
先輩から教えていただいたこと、上司から注意されたこと、ユーザーとなる社内各部署からの要望やクレーム、
会議に出席して感じたことなどを日記形式で書き留め、毎日上司に提出してコメントいただく...
こんな感じで約2か月間書き続けました

“面倒くさい”、“毎日書いていると書くこともなくなるよ” なんて思いながら書いていた記憶があります
中身を見ると思ったとおり...



書かされている感が強いため、「誤字脱字が多い」、「字が汚い」、「言葉遣い」なども注意された形跡が多々
あります
こんなこともあったな、こんな風に思ってたのか...
今思うと、懐かしくもあり、恥ずかしくもあり...読み進めて、とうとう最終ページ

最終ページには先輩や上司の方々から、仕事上のアドバイスや今後社会人としての心構えなどのコメントが書き
込まれていました
その中の1文に
“この日誌を数十年後に、あなた自身読む機会があればその時の自分と比較して驚くこと、
 新鮮に思うことも多いと思います”
とあります

あれから30年以上も経ち、経験を積み、それ相応の知識、スキルを身に着け、大事なことを忘れていたような
気がしました
この日誌によって時が戻され、当時の先輩や上司に諭されているような気持ちになり、初心を忘れていた自分に
気づかせてもらいました
歳を重ねても、いや...歳を重ねたからこそ「初心忘るべからず」なのだとあらためて思った日曜の午後でした

情シス 木村

 

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