社員ブログ

6月2日 紙の本を久々に読んで

コロナ渦で「おうち時間」が注目されていますが
最も簡単で手軽な楽しみ方は読書ではないでしょうか。

私も昨年から今年にかけて一気に読書量が増えました。
新刊よりも、以前読んで感銘を受けた本や
いつか時間があればまた読みたいと思っていた本の読み返しが多いです。
ここ数年は年齢と共に視力が衰えたこともあり、電子書籍(Kindle)を利用しています。

今回、ふと読みたくなったのは、10代の頃に出会った名作「ライ麦畑でつかまえて」です。
もう大幅に対象年齢超えてますが・・・・
当時は出ていなかった村上春樹訳を見つけたので改めて読み直そうと思ったら、まさかの未電子化。
というわけで、久しぶりに紙の本を購入してみました。




手に取った時は、紙の本てやっぱりいいな、と軽く感動。

装丁のデザイン、紙の質感や丁寧に組まれた文字列など文章だけでなく本を構成する全てで物語が表現
されていて一冊の中にひとつの世界がギュッと詰まっているような。
こういう感覚は電子書籍では味わえません。

が、読み始めてすぐに違和感があり進まなくなってしまいました。
なんだかとても疲れるのです。

ストーリーが難しいとかつまらないのではなく(むしろ前に読んだ訳より自分好みで読みやすい)
読書が進まないのは、明らかに私の読み方の問題。
電子書籍に慣れてしまうと、書体や大きさを変更したり縦を横にしたり、自分が読みやすいようにアレ
ンジするのが当たり前なので、それができないとけっこうなストレスなんですね。

楽しむどころか、苦行のような読書になってしまいましたが、せっかく購入したのでのんびり読んでいこ
うと思っています。
今ならおうち時間たっぷりありますし。
いろんな面で忘れられない一冊になりそうです。

にいつま


 

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