社員ブログ
春先に息子が婚約者を連れて、二人で挨拶に行きたいと言う連絡をもらってから8ヶ月が経過。 以前にも会っているし、コロナ過と言う状況なので、挨拶はリモートでも良いと言っていたが、式で使う写真も選びたいので、 何処にも寄らず行くのでと懇願され、子供の頃からのアルバムや写真データを休みの日に家内と準備した。 まずは大量のデータをモニターで確認しながら年度別に整理。 思ったより枚数が多くて、選ぶのが大変だろうなと思いながらも、「これはいつのだろう」など 最近の物から徐々に高校生、中学生、小学生とさかのぼり、小学生低学年になったところで、データ整理が終了した。 「さてここからはアルバムか~!」家内と疲れた目をこすりながら、プリントされた写真のアルバムを見始めると、 「こんなことも有ったね」と家内が写真を指差していた、横から覗き込んで見ると20年以上経過しているにも関わらず、不思議 とその時の光景が浮かんできた。 デジタルカメラと違い何枚も撮ることが出来ないフィルムカメラだったからこそ、一枚一枚を焼きつけるように撮影した当時の 事が思い出されたのかもしれない。 デジタル化ですぐ確認し取り直しが出来るが、昔は撮っても現像するまで確認出来なかったので、取り損じや変顔の写真になっ ている事があり、現像後に受け取る際のドキドキ感やワクワク感があった。 今の時代は手軽にきれいに撮影出来る事が当たり前になっているが、写真を「記録」ではなく「記憶」として残していこうと思 ったとき、もしかすると手間暇がかかるフィルムカメラは最高の選択なのかもしれない。 もちろん今後も手軽だから写真はデジカメやスマホで取り続けていくと思うが、そんな中でも記憶に、思い出に大切に残してい きたい時は、フィルムカメラを取り出して、手間をかけて写真を撮ってみるのも良いかもしれないと思った。