社員ブログ

10月14日 柿と日本酒

私の家には祖父の代に植えられた柿木が1本あります。
樹齢90年位になりますかね。
毎年、小粒ですが多くの実を付けて私たちを楽しませてくれます。
記憶では子供の頃には5本あって、実が熟すと家族みんなで収穫して近所へ配ったのを覚えています。
もちろん、子供達のおやつも柿でしたね。



柿って昔から「柿が赤くなれば医者は青くなる」と言われ、体に良いことが知られています。
ある研究発表では生活習慣病に予防効果のある成分、β(ベータ)クリプトキサンチンが含まれ、動脈硬化、
脳機能障害、骨粗しょう症の予防が期待できるとか。
ビタミンC、食物繊維、高血圧予防のカリウムも豊富に含まれていて、小柄ながら優等生だそうですよ。
「柿の話ばかりで日本酒の話が出てこないじゃないか、いったい柿と日本酒はどんな関係だ」と聞こえて
来そうですので小さい声、いや大きい声でお話ししますと「柿は二日酔い・悪酔予防に効く」と言いたい
のです。
こんな実験をしたところがありますので聞いて下さい。
日本酒1合を
「柿を食べずに飲む」
「飲む30分前に柿を食べる」
「飲んだ後に柿を食べる」
「飲みながら食べる」
と言うケースで、飲酒1時間後に吐く息に含まれるアルコールの濃度を測った結果、
日本酒を飲む前に柿を食べると、食べないで飲んだ時に比べてアルコール濃度は約36%減
飲んだ後に食べると約33%減
日本酒を飲みながら食べると約47%減   と驚く効果でした。
柿に含まれるタンニンと言う成分が作用するらしいのです。
二日酔いや悪酔いに効くと言われても、柿食べながら飲むのも難しいですよね。
そこで「柿をさいの目に刻んでおろしわさびと合えると、日本酒のアテになるわよ」と昔は美人だったで
しょうお姉さまが教えてくれました。
皆さん、酒を飲んだら柿を食べて運転しようなんて考えないでくださいよ。


 

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