社員ブログ
「一見さんお断り」の京都花街へ行ってきました。
京都には八坂神社門前に「祇園甲部」「祇園東」鴨川の流れに沿って「先斗町」
「宮川町」、そして北野天満宮の近くに「上七軒」と五つの花街があり、総称して京都五花街といわれるそうです。
その一つ「宮川町」の「花傳」と言うお茶屋さんへお邪魔して、本物の芸妓・舞妓さんの踊りやお座敷遊びを堪能して来ました。
なかでも、三味線の音に小唄を聴きながら、幕末の志士達も聞いていたかと思うと感動モノでした。
しかし何故、格式高い花街のお座敷へあがれたかと申しますと、日本酒を嗜む会で知り合った方が「花傳」の常連さんで、誘われ同行させて貰う事になったのです。
話はかわりますが「お茶屋遊びに財布は要らない」なんて知っていましたか?
お茶屋さんではその日に支払う事はありません。お茶屋さんから二次会へ、移動にタクシーを使っても費用はすべてお茶屋さん持ちです。
そして数カ月後に請求書が届くのです。京都花街では長期掛け払いが慣行で信頼関係が無いと成り立たない。これが「一見さんお断り」をする理由なのだと聞きました。
ちなみに、請求を踏み倒すと紹介者が責任を負われる事になるそうです。
常連さん曰く、数か月後の請求だから良く覚えてなくてね。「こんなに呑み食いしたのかな?」なんて思いながらも振込するそうです。
「粋」なんでしょうね。これが京都流なのかもしれません。
皆さんも一度は花街へ足を運んで日本の伝統芸を堪能、そしてお遊びをちょっぴり体験してみませんか。ちなみに同伴した女性達もとても楽しかったと言っていました。